「トレーニングの3原理&5原則」運動・からだ作りを始める前に知っておきたい基本知識

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「トレーニングの3原理&5原則」運動・からだ作りを始める前に知っておきたい基本知識

どのような目的の運動でも必ず何かしらの効果はあります。ですがそれが目的に合ったものであるか、あなたの体に合ったものであるかは別問題。自身の目的・環境・身体的特徴などを踏まえたからだ作りを行うためにまずは基本の原理原則を学びましょう。

トレーニングの3原理 ・過負荷の原理 ・可逆性の原理 ・特異性の原理 トレーニングの5原則 ・全面性の原則 ・漸進性の原則 ・反復性の原則 ・個別性の原則 ・意識性の原則

スポンサーリンク
    1. トレーニングの3原理 ・過負荷の原理 ・可逆性の原理 ・特異性の原理 トレーニングの5原則 ・全面性の原則 ・漸進性の原則 ・反復性の原則 ・個別性の原則 ・意識性の原則
  1. 原理・原則の違いとは
    1. ◆原理とは
    2. ◆原則とは
  2. トレーニングの3原理とは
    1. 1.過負荷の原理
    2. 2.可逆性の原理
    3. 3.特異性の原理
    4. 「筋肉を大きくしたい」「カラダを大きくしたい」というような“筋肥大”を目的とする場合は、8〜12回程度で限界を迎える負荷設定で行いましょう。ダイエットのために筋肉を増やしたい場合も、この重量設定で行のがオススメです。
    5. ウェイトリフティング選手のように筋力を高めたい場合は、3~5回程度で限界を迎えるような全力に近い筋力を発揮する練習や1回だけの全力を出す練習を行います。これについては筋肥大を目的とするトレーニングと併用するなどします。
    6. 「同じ動作を繰り返し長時間行えるようにしたい」「疲れにくくしたい」といった “筋持久力”を目的とする場合は、13~20回程度で限界を迎える負荷設定が効果的です。
  3. トレーニングの5原則とは
    1. 1.漸進性の原則
    2. 2.全面性の原則
    3. 3.意識性の原則
    4. 「ダイエット目的であれば、“ながらトレーニング”でも活動量が増えるため、減量効果が期待できます。しかし、筋肉をつけて体を鍛えたい場合、効果は期待しづらいかもしれません。筋肉をつける条件のひとつとして、日常生活以上の負荷が必要となります(過負荷の原則)。負荷に抵抗するためには“ながら”で行うと力も発揮しづらくなります。 さらに、正しいフォームや筋肉の意識もできなくなるため、効果が出づらく、モチベーションダウンにもつながりかねません。筋肉をつけるためには、だらだら行わず集中してトレーニングを行うことをおすすめします」
    5. 4.個別性の原則
    6. 5.反復性の原則
    7. トレーニング初期段階は神経と筋肉を繋げていく時期です。現状使えていない筋肉を使えるようにする“神経と筋肉の促通時期”が、一般的に4~8週間ほどあります。その時期は、トレーニングで扱うことのできる重さなどの変化はありますが、筋肉量に変化は見られません。実際に筋肉量に変化などが起こるのはこの後になります。

原理・原則の違いとは

 「原理」「原則」とはどういう意味なのでしょうか。辞書で調べてみると、以下のように定義されています。

◆原理とは

「自然科学においては,ある理論体系の基礎になっている法則および命題をさす。初めは仮定として導入されたものでも、それから出てくる結論が事実を正しく記述しているかどうかによって、その原理の正当性が判断される」

◆原則とは

「人間の社会的活動の中で、多くの場合にあてはまる基本的な規則や法則」 トレーニングの“原理”はカラダに起こる現象のことを指し、トレーニングの“原則”は、効果を出すうえで守るべき法則(行動規則)のことを指しているのです。カラダに起こる反応について知り、理解する。そして法則を守りながらトレーニングを行うことで、その効果をさらに高めることができるでしょう。

トレーニングの3原理とは

 トレーニングの原理は3つあります。

1.過負荷の原理

 日常生活以上の負荷をカラダに与えなければ、トレーニングの効果は現れません。これを「過負荷の原理(オーバーロード)」といいます。また、トレーニングをしていてもいつも同じ負荷では、カラダが刺激になれてしまうため効果が現れにくくなります。 考えてみてください。日頃から運動量が多く、階段の上り下りを繰り返す配達などの仕事をしている人は、どんどん痩せていくでしょうか。実際のところ、そんなことはないでしょう。すでにその刺激に慣れてしまっているため、カラダは変わりません。つまりカラダに変化を出すためには、つねに負荷を高めていくことが必要です。

2.可逆性の原理

 トレーニングを行って高めた体力や筋量も、トレーニングを止めてしまえば元のレベルに戻ってしまうでしょう。これを「可逆性の原理」といいます。体力や体型を維持するためには、トレーニングを継続していく必要があるのです。

3.特異性の原理

 トレーニングはやり方によって効果が変わります。これを「特異性の原則」といいます。筋力を高めたいのに筋持久力を高めるやり方をしていては、求める成果は現れません。どんな目的であれ、目的に合った正しいやり方を行う必要があります。

「筋肉を大きくしたい」「カラダを大きくしたい」というような“筋肥大”を目的とする場合は、8〜12回程度で限界を迎える負荷設定で行いましょう。ダイエットのために筋肉を増やしたい場合も、この重量設定で行のがオススメです。

ウェイトリフティング選手のように筋力を高めたい場合は、3~5回程度で限界を迎えるような全力に近い筋力を発揮する練習や1回だけの全力を出す練習を行います。これについては筋肥大を目的とするトレーニングと併用するなどします。

マラソンランナーがウェイトリフティングの練習をメインで行ってしまうようなもので、的外れなトレーニングは、もしかしたら自身の目的に対してマイナスに働くことになる場合もあります。

「同じ動作を繰り返し長時間行えるようにしたい」「疲れにくくしたい」といった “筋持久力”を目的とする場合は、13~20回程度で限界を迎える負荷設定が効果的です。

トレーニングの5原則とは

 トレーニングの原則は5つあります。

1.漸進性の原則

 筋肉を増やしていくためには、同じ負荷でずっと続けるのではなく、徐々に負荷を高めていくことが必要です。これを「漸進性(ぜんしんせい)の原則」といいます。この原則のポイントは、“徐々に”という点です。 たとえば、負荷を急激に高めてしまうとどうなるでしょう。急激に筋力が向上するかといえば、そんなことはありません。むしろ筋肉や関節を痛めたり、効果が減少してしまう原因になります。少しずつ段階を経て負荷を増やしていくことが、トレーニング効果を引き出すための重要なポイントとなるのです。

2.全面性の原則

 皆さんも筋トレをするうえで、鍛えたい場所や好きな部位、好きなエクササイズがあるはずです。しかし偏ったトレーニングメニューは、ボディバランスの崩れやケガの原因につながる場合もあります。 これは見た目だけではなく、競技スポーツのパフォーマンスにおいても同じ。たとえばサッカー選手が、プレー中の大半は足しか使わないからといって、上半身のトレーニングを疎かにしてもよいでしょうか。動作中は、実際に動いている部分以外でも姿勢を保ったりカラダを安定させたりするため、無意識的に力を発揮している部分が存在します。そのため、気になる部分だけでなく全体的にトレーニングを行うことで、気になる部分のトレーニング効果も高まるのです。このことを「全面性の原則」といいます。 これは筋力だけに限ったことではありません。いろいろなトレーニングを行い、持久力や柔軟性などほかの能力も伸ばすようにすることが重要です。

3.意識性の原則

 そのトレーニングがどんな意味を持っているか。このことを理解すると、トレーニング効果が高まります。それを行うことでどんな能力が向上するのか、どこが鍛えられるのかしっかり理解したうえで取り組んだ方が、効果は現れやすいのです。 たとえば、筋トレで鍛える筋肉を意識することも「意識性の原則」のひとつ。なぜそのトレーニングを行うのかをしっかり意識し、メニューの組み立てやトレーニングを実施しましょう。

「ダイエット目的であれば、“ながらトレーニング”でも活動量が増えるため、減量効果が期待できます。しかし、筋肉をつけて体を鍛えたい場合、効果は期待しづらいかもしれません。筋肉をつける条件のひとつとして、日常生活以上の負荷が必要となります(過負荷の原則)。負荷に抵抗するためには“ながら”で行うと力も発揮しづらくなります。 さらに、正しいフォームや筋肉の意識もできなくなるため、効果が出づらく、モチベーションダウンにもつながりかねません。筋肉をつけるためには、だらだら行わず集中してトレーニングを行うことをおすすめします」

4.個別性の原則

 カラダは個人によって別物であり、性別・年齢・身体組成・体力など、すべてが同じという人は誰1人いません。そのため、トレーニングの内容も皆同じではないのです。目的もあわせて個人に合ったトレーニングや負荷設定を行わなくては、効率よく効果は現れません。これを「個別性の原則」といいます。 たとえばトッププロアスリートが行っているトレーニングだからといって、すべての人に効果があるわけではないのです。

5.反復性の原則

 トレーニング効果を出すためには、どんなに優れたトレーニングでも数回やっただけで効果は現れません。反復して継続することで、はじめて効果が現れるのです。これを「反復性の原則」といいます。負荷を高めながらトレーニングを継続していくことで、効果が高まっていくのです。

トレーニング初期段階は神経と筋肉を繋げていく時期です。現状使えていない筋肉を使えるようにする“神経と筋肉の促通時期”が、一般的に4~8週間ほどあります。その時期は、トレーニングで扱うことのできる重さなどの変化はありますが、筋肉量に変化は見られません。実際に筋肉量に変化などが起こるのはこの後になります。

コメント

スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました