ボディメイクに必要な知識・技術を身に着けよう!#11 筋肉の名称と基礎知識③

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胸部

胸部には人体の中でも大きさが最大級の大胸筋が存在します。
場所は胸部にありますが、その働きは上肢の内転であるため、機能では上肢に分類されます。

大胸筋は胸部の表層にあり、その下には小胸筋や鎖骨下筋などの小さな筋が存在し、肩甲骨や鎖骨の運動に作用しています。

大胸筋

胸板を作っている扇形の大きな筋。
腕を横から前に向かって振り出す動きで主に活躍する。

起始部によって以下の3つに分類され、すべて上腕骨に停止する。

  • 鎖骨部:鎖骨の内側に起始
  • 胸肋部:胸骨と上位肋軟骨に起始
  • 腹部:腹直筋鞘の前葉に起始
大胸筋を使う運動ベンチプレス・ストレートパンチうつ伏せで寝ている状態から体を起こす

腹部

腹部には体幹を支えたり、腹部の運動で重要な役割をする腹直筋があります。
その後面には腰方形筋や大腰筋・腸骨筋などが脊椎より前面に存在しています。
これらの筋は体の中央よりも後面にありますが、脊柱よりも前面にあるため、腹部に分類されています。

大腰筋

寛骨(腸骨)の中を通っている筋。
腰椎の両側から起始し、下方向へ伸びて大腿骨の内側に停止する。

脊柱を直立させ、歩行する際には大腿を持ち上げる役割がある。

大腰筋を使う運動ボールを前に蹴る運動歩いたり、階段を上る

腸骨筋

大腰筋と同じく寛骨の中についている筋。
寛骨の内側から起始し、下方向へ伸びて大腿骨の内側に停止する。

停止する前の筋尾は大腰筋と合流しており、2つ合わせて腸腰筋と呼ばれる。

大腰筋と同じく、おもに大腿を前に持ち上げる際に活躍する。

腸骨筋を使う運動ボールを前に蹴る運動歩いたり、階段を上る

腰方形筋

大腰筋の後面にあって、腰椎を挟んで左右両側に存在する。
その形は扁平で長方形。

背中側では肋骨と骨盤をつなぐ役割をしており、体幹運動や呼吸運動に役立っている。
また、背中を横に曲げたり、後ろにそらせる運動でも使用する。

腰方形筋を使う運動野球のバッティング動作床においてある荷物を片手で持ち上げる

背部

背部の筋は3つの層に分けることができます。
最も後面(表層)には僧帽筋・広背筋があり、人体の中で最大級の大きさがあると言われています。
その下層には肩甲骨や肋骨の動きに関与している細かな筋がたくさん存在し、そのさらに下層には固有背筋と呼ばれる脊柱起立筋などが存在しています。

広背筋

肩甲骨から下にあり、背中から脇の下に広がる大きな筋肉。
背部~胸部の正中に起始して、上側面に伸びていき、上腕骨の内側に停止する。

位置では背部に存在するが、機能面では上肢の運動を担っている。

主に腕を前から後ろに引く動き・上から下に引く動きで活躍している。

広背筋を鍛えると逆三角形の体つきになり、体の前からでも筋が見えるようになる。

広背筋を使う運動水泳クロールでの後半動作梯子を上る

僧帽筋

背中の中央から首まで広がる大きな筋。
上部の脊椎から起始し、鎖骨・肩甲骨に停止する。

位置では背部に存在するが、機能面では肩甲骨を動かすため、上肢の運動の役割を担っている。

その位置と働きは以下の3つに分類される。
この3つはそれぞれ筋線維の走る方向が異なるため、働きも異なる。

  • 上部線維
  • 中部線維
  • 下部線維

筋全体では、腕を上げる三角筋の働きを補助している。
上部線維は肩甲骨の上方回旋や頭頸部の伸び縮み、中部線維は肩甲骨を後ろに引く役割、下部線維は肩甲棘内側を下に引く役割を持っている。

僧帽筋を使う運動弓を引く動作手をあげたり、胸を張る

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