アルコールのカロリーを知って、ダイエット中でもお酒とうまく付き合いましょう!
飲み方次第で良くも悪くもなる「お酒」
お酒は古来より百薬の長などと称され、多くの人に愛用されていきました。その歴史は古く、人間が絵や言葉による記述の方法を見つけるより以前からあったことが分かっています。しかし、百薬の長と称される一方で、万病の元とされることもあります。飲み方次第で毒にも薬にもなることを二つの言い伝えは端的に表しているとも言えるでしょう。どうすれば身体に良く飲めるのかを知って長く美味しくお酒と付き合えるようにしていけるのが理想です。
アルコールで本当に太る?
お酒を飲むことによって、太ってしまったという話を聞くことはないでしょうか。私は幼少期から周囲にお酒を飲む人が何人かいて、身近な人がぼやいているのも度々聞いてきました。社会人になった今でも同僚や友人、知人が話題として取り上げるということを度々経験しています。しかし、本当にアルコールを摂取することによって太るということがあるのでしょうか。
他の食べ物と同様にアルコールにも当然ながらカロリーが含まれているので、毎日たくさん飲むことによって太るという可能性は考えられます。しかし、アルコール自体に含まれているカロリーはそれほど高くないと考えられます。また、アルコールは度数が上がるとカロリーも上がるといった相関関係にあるのですが、例えば度数があまり高くない5%の生ビールの中ジョッキ一杯で200Kcalほどだとされています。アルコールに強い人でも酔う中ジョッキ2杯を飲んだとしても400Kcalにしかなりません。アルコールの中で糖質の含有量が比較的高いビールでこの程度で、糖質の含まれない焼酎やウイスキーは度数の割には低いということになります。
太る原因は多くの場合、一緒に食べるつまみなどであると考えられます。アルコールを飲むと気分が良くなり、食欲が増進されます。増進した結果飲まないときよりも多く食べてしまって太るということです。
「酒は百薬の長」であるために
最初に述べたように、酒は百薬の長とも言われます。お酒を万病の元とすることなく百薬の長として楽しんでいくにはどのような付き合い方をすれば良いのでしょうか。
お酒を飲んでいるとついつい気分が良くなってしまい、調子に乗って飲みつづけてしまったり、食べ過ぎてしまうことがあります。お酒を好んで飲む人であればほとんど誰しも経験することです。しかし、そのまま継続して飲み食いしていれば、カロリー摂取の面からも肝機能の面からも大きく負担をかけ続けることになります。人間が一生に分解出来るアルコールの量は決まっているということも様々な研究から分かっていますので、長くお酒を楽しみたいのであれば、ほどほどの適量を心がけるようにした方が良いと考えられます。
具体的には、一週間で日本酒換算で考えて14合を超えないようにした方が良いでしょう。一日で考えると一日2合以上は飲まないように調節した方が良いと考えられます。これは多くの人が毎日お酒を飲んだとしても肝機能を維持して一生続けることが出来る分量の目安です。
「休肝日」の設定
一日2合、1週間で14合までが一応の目安です。しかし、時には付き合いなどでもっと飲みたいことがあるでしょう。たまには一日の分量は多少増えることも止むを得ません。関係性を維持していくためにはある程度付き合って飲むことも必要なことがあると思います。とはいえ、毎日続けてのんでいると肝臓は休む暇なく動き続けることになり、大きな負担となって疲弊しきってしまうことがあります。よって、一週間に一日、あるいは二日はアルコールを全く飲まない日というのを設けることがお勧めです。休肝日を設けることで肝臓を休ませることが出来、疲弊しきってしまう心配が減ります。また、一日2合までと考えていてもいつの間にかそれよりオーバーしていることもありますので、一日2合と決めて一週間の摂取量が14合を超えないようにしている人にも休肝日をもうけることをおすすめしたいと思います。肝臓は休むことなく黙々と役に立ってくれていますが、ある日突然動かなくなることがあります。そのようにならないよう気をつけてお酒を楽しみたいものです。
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