【体脂肪を減らす食事法「マクロビオティック」「褐色脂肪細胞を活性化させる食事」とは?】
肥満の原因とは
最近は、食べ物が豊富にあるため制限なく食べてしまう人も少なくありません。そのよう過食状態の人は、当然肥満になる傾向があります。肥満の原因はいくつか考えられますが、その中の一つが食べ物を食べ過ぎており摂取カロリーが消費カロリーを上回って消費できていないことです。人間は普通に生活をしていれば1日に消費するカロリーは決まっていますが、その消費カロリー以上に食べ物を食べてしまうと肥満になる可能性が高いです。
また、運動不足の場合にも肥満になりやすい傾向にあります。筋肉量が少なくなると基礎代謝カロリーが低くなりますので、筋肉がある人よりも筋肉がない人の方が太りやすくなります。一般的な女性の基礎代謝量は1日1000㎉前後かと思います。全く運動をしない方であれば基礎代謝カロリーに1.5倍すると自分が1日に消費するカロリーに該当すると思います。この例の場合は1日1500㎉程度になりますのでマクドナルドでビックマックとMサイズのポテトとコーラを頼んだら「1075㎉」ですので太らないように食べるには残り475㎉しか取れなくなります。(マクドナルドホームページで栄養バランスチェックを使ってみましょう。)適当に外食をすればすぐに太ってしまいますね。1日に取っていいカロリーが毎日100㎉増えるだけでもかなり食べられるものが変わってきます。筋肉が1㎏増えると基礎代謝カロリーが50㎉増えるといわれております。食事を楽しんで過ごしたいけど太りたくないという人は少しでも筋肉をつける努力をしましょう。全身の大きい筋肉(胸・背中・下半身)をバランス良く鍛えるのがおすすめです。ちなみに僕は基礎代謝カロリーが2100㎉ほどで、毎日トレーニングと有酸素運動を行っていますので4000㎉くらいまでなら食べても太らない状態を維持しています。
和食ダイエットで健康的にダイエットを長続きさせる
肥満を避けるためには、食べ物をとりすぎず適度な運動することが重要になります。食べ物をとりすぎることで蓄えられるカロリーが消費されるカロリーよりも多くなってしまった場合が続くことで肥満になりやすいですが、だからと言って食べ物をまったく食べないのもよくありません。また、ダイエットをするといっても無理なダイエットをしてやせ我慢をしている状態だとリバウンドが心配されます。今まで我慢していた分、あるとき突然食べ出してしまい今まで以上に太ってしまうことが考えられるわけです。こういう状況をボディビル業界では「キレ食い」と言います。
せっかく食事をするのであれば、わざわざ我慢する必要はなくカロリーの少ない栄養のあるものを選んで食べたほうがよいでしょう。その一つが、和食ダイエットになります。和食は、海外でもヘルシーな食事として知られており積極的に和食を食べようとする外国人も少なくありません。そこで、実際に体重を落とすためには和食を積極的に取り入れてみる必要がありますが、可能なかぎり油が含まれていないものを食べるようにするべきです。例えば、うどんやそばは和食の代表的なものになりますが、油をたくさん使ったてんぷらそばやてんぷらうどんよりも、月見うどんやきつねそばなどを食べるべきです。
マクロビオティックは日本古来の食事
和食を食べる場合も、正しい食べ方を続けることで効果的に体重を落とすことが可能になります。油ものをとらないことも重要になりますが、マクロビオティックを取り入れることで体重を落とすことが可能です。マクロビオティックはカタカナになりますので、外国で発明された考え方のように感じますが、実際には明治時代に日本で発明された考え方です。
この具体的な意味は、自然の食べ物を積極的に身体に入れることになります。例えば、日本食の中でも玄米などの穀物を中心として野菜や豆そして海藻などを積極的に取り入れることで、無駄なカロリーをとることを避けることができ、結果的に自然な形で体重を減らすことができるようになります。
裏を返せば、肉などを一切取らないような食事方法になりますので、お寺などで食べる精進料理にも共通するところがあります。基本的に精進料理の場合には、魚すら摂取しません。動物などの生き物は一切摂取しないのが精進料理ですが、マクロビオティックに関しては魚を摂取しても問題ないとされています。
脂肪燃焼に役立つ脂肪「褐色脂肪」を味方にする
体の中に脂肪がたくわえられた状態を肥満と言いますが、肥満から脱するためには脂肪を燃焼されることが重要になります。ただ、この脂肪は大きく分けて2種類あり、その一つが褐色脂肪と呼ばれるものです。これは、エネルギーを燃焼させて熱を作り出す働きがあるもので、これが多い人は太りにくくなります。これに対して白色脂肪と呼ばれるものがあり、これがいわゆる肥満の人がつきやすい無駄な脂肪になります。
いくら脂肪が体についていたとしても、褐色脂肪を活性化させるで体重を落とすことが可能になるわけです。ではどのようにして増加させたらよいかが問題になりますが、一つはシャワーを利用して冷水を体にかけるようにします。30秒ほど体にかけた後には温かいお湯を同じく30秒ほどかけ続けてみます。これを繰り返すことで、褐色脂肪を活性化させることが可能になり、太りにくい体をつくることができるでしょう。 普段から健康的な食事をとり定期的に運動し、さらに褐色脂肪を活性化ことができれば肥満から遠ざかることは可能です。
褐色脂肪細胞を活性化させる食事
特定の栄養素が褐色脂肪細胞を活性化させることも多くの研修で明らかになっています。唐辛子に含まれるカプサイシン。魚油中に豊富に含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)。ミントに含まれるメントールや緑茶中のカテキン類、ワサビ中のアリルイソチオシアネート、ニンニク、タマネギ中のアリシンなどの食品成分についても褐色脂肪組織機能の活性化が期待されています。
特に茶カテキン類については長期的な摂取による体脂肪蓄積抑制効果がヒトにおいてもよく知られています。褐色脂肪組織機能の活性化作用を介したエネルギー消費の増加が期待されます。
まとめ
以上のように、食品成分による褐色脂肪組織機能の亢進作用を用いて体脂肪の減少を促進させることが出来ます。これらの食品成分はからだの炎症反応を取り除く働きがあり、運動やマクロビオティックとも相性が良いでしょう。通常考えられる日本食を食べていれば上記に示した成分を積極的に取り入れることは難しくないでしょう。運動と食事の両面からアプローチすることで、体の代謝機能を維持・活性化させながら体脂肪を現象させることが可能です。食事のみ、運動のみのダイエットは理想的な結果を生み出しません。自身の生活に何が足りないのか、または何か余計なことをやっていないかを1度見直してみて、健康的に理想の身体を手に入れましょう。
コメント